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糖質制限によって栄養バランスが崩れて病気にならないのか?

糖質制限によって栄養バランスが崩れて病気にならないのか?

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糖尿病の食事療法の一つである糖質制限の効果について知り、実践しようと考えている人もいることでしょう。
しかし、糖質を制限することで「栄養バランスがおかしくなり、病気になってしまうのではないか?」と不安に思っている人も多いと思います。

しかし糖質制限を行うことで栄養不足になり病気になることはありません。

なぜならば、糖質は必ず取らなければならない栄養素ではないからです。

このページでは、糖質制限をして糖質を取らなくても栄養不足にならない理由について説明していきます。

糖質は必須な栄養素ではない

人が食べ物から摂る栄養素には、大きく分けて炭水化物、タンパク質、脂質の3つがあります。

炭水化物はブドウ糖に、炭水化物はアミノ酸に、脂肪は脂肪酸に分解され体に吸収されます。

人が生きていくために必要なアミノ酸や脂肪酸には、様々な種類があります。これらの中には、体の中で自ら作り出すことのできないアミノ酸や脂肪酸が存在します。自分で作ることができないため、人は食べ物から摂取しなくてはなりません。

一方ブドウ糖は、肝臓でアミノ酸から作り出すことができます。つまり、食べ物から糖質を取らなくても、タンパク質を摂ってさえいれば、体はアミノ酸からブドウ糖を作りだすことができるのです。

必須栄養素は炭水化物以外から取れる

アミノ酸や脂肪酸以外にも、ビタミンやミネラルなど、他にも体に必要な栄養素があります。ビタミンやミネラルは、糖質制限をすることで炭水化物を取らないと不足してしまうのでしょうか?

糖質制限では、糖質を多く含む主食のご飯、パン、麺類の量を制限します。その代わり糖質の少ない、肉、魚、乳製品、大豆、野菜などをたくさん食べることができます。

これらの中には、主食よりも多くのビタミンやミネラルが含まれます。むしろ主食をたくさん食べる場合よりも、糖質制限の方がビタミンやミネラルをたくさん取ることができます。

つまり、糖質制限で体に必要な栄養素が不足してしまうことはありません。

糖質を取らないと脳が死んでしまうという嘘

よく聞く話に「脳は糖質しかエネルギー源として使うことはできない」があります。そのため、糖質制限をしてしまうと脳が働かなくなってしまうのではないか? と心配する方も多いかと思います。

しかし実際には、脳はブドウ糖のほかにケトン体をエネルギー源として利用できることがわかっています。ケトン体は体内の中性脂肪から作り出すことができます。

また、ケトン体は脳だけではなく、内臓や筋肉などのエネルギー源としても使われます。さらに、細胞でのエネルギーの利用効率は、ブドウ糖よりもケトン体の方が高いこともわかっています。

つまり、人がブドウ糖よりも中性脂肪を多く体に蓄えている理由は、ケトン体の方が体にとって重要なエネルギー源だからなのです。

このことからも、体の中に中性脂肪がある限り、ケトン体を作り出すことができますので、糖質を摂取しなくても脳は活動することができます。

炭水化物を60%取らなければいけないという嘘

もう1つよく聞く話に「炭水化物:タンパク質:脂質の比率は3:1:1が望ましい」というものがあります。そのため、炭水化物を少なく抑えてしまう糖質制限をしてしまうと、食事のバランスが悪くなってしまうと考える方も多いかと思います。

しかしこの比率が、体にとって良いという科学的な根拠はありません。

この数字は、現在の人類の食事の摂取量のデータを調べただけの数字です。つまりアンケートをとってみたら、この比率になったというだけの話なのです。

実際に、厚生労働省と農林水産省が公表している「食事バランスガイド」は、国立健康・栄養研究所が、日本人の平均的な食事を調査し、その平均値をベースに作られています。

一方、血糖値を上げるのは糖質だけであることが科学的に分かっています。また、タンパク質や脂質を食べた後に血糖値を測っても、血糖値は上がりません。

糖尿病の人に、血糖値が上がる糖質を食事の60%も食べさせることは、科学的にも矛盾があると私は思います。

糖質を0にしようと思っても0にはならない

さらに、現代の食事の中で、どんなに主食を抜いて、糖質の摂取を低く抑えようとしても、糖質の摂取を0にすることは至難の技です。

肉や魚、野菜などを料理するときに調味料が使われます。調味料中にも糖質が含まれています。つまり、どんなに糖質の摂取を0にしようと思っても0になることはありえません。

仮に極論として、糖質の摂取を0にできたとしても、体内でアミノ酸からブドウ糖が作られますので、体内から糖質がなくなることはありません。

以上から、「そもそも食事の60%も、炭水化物を取らなくてはいけないという根拠がないこと」「炭水化物を取らなくても、ブドウ糖を体内で作り出すことができること」をわかっていただけたかと思います。

また、糖質制限の食事では、肉や魚、乳製品、野菜など、糖質は少ないが、ビタミンやミネラルなどを豊富に含む食材を食べることができるため、栄養バランスが偏ることはありません。

つまり、糖質制限をしても栄養バランスが崩れて、病気になるようなことはないのです。

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