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糖尿病予備軍にはサラシアがおすすめ

糖尿病予備軍にはサラシアがおすすめ

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薬剤師の私は、薬局で「最近、健康診断で血糖値が少し高めなのだけど、どのようなサプリメントがおすすめですか?」と聞かれることがあります。そのような時「まだ糖尿病になっていないのなら、サラシアが良いですよ」とアドバイスしています。サラシアとは植物の名前で、サラシアを原料にしたサプリメントがいろいろなメーカーから発売されています。

なぜ血糖値が少し上がり始めた人にサラシアをおすすめするかと言うと、サラシアの成分が糖尿病の発症を予防できる可能性があるからです。糖尿病は、一度発症してしまうと治りません。ですから、血糖値が高くなり始めた時に、できるだけ早くサラシアを飲んで、発症を防ぐことが非常に大切です。

サラシアは血糖値が上がり始めた糖尿病予備軍と呼ばれている方々に、最適なサプリメントです。今回はなぜ糖尿病予備軍の方々が、サラシアを飲んだ方が良いのかについて説明していきます。

糖尿病の発症予防には、食後の高血糖を抑えることが最も大切

今まで健康診断で高くなかった血糖値が高くなってくると、不安を感じる方が多いと思います。しかし「まだ、基準値内だし、大丈夫だろう」と自分自身で納得させている方もいるのではないでしょうか?

健康診断の結果の紙に書かれている数値は、多くの場合「空腹時血糖値」と「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」という検査項目です。空腹時血糖値は「9時間以上、絶食した後の状態での血糖値」であり、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)は、「ブドウ糖と結合したヘモグロビンの量が、血液中のヘモグロビン全体に占める割合」のことです。過去1~2ヶ月間の血糖値の平均を表します。

実際には血糖値は、1日の間で食べ物を食べれば上がり、食後時間が経つと下がるといったように変動しています。一日の血糖値の動きをグラフにすると、以下のようになります。

グラフ

食後の高血糖が見逃されてきた

今までは、空腹時血糖値と HbA1c だけで検査は十分だと考えられていました。しかし最近の研究で「食後の高血糖」が糖尿病の発症の原因になっていることがわかっています。にもかかわらず、空腹時血糖と HbA1c だけでは、食後に高くなっている血糖値を発見することができていなかったのです。

日本人が糖尿病を発症するパターン

欧米人に比べてすい臓があまり強くない日本人は、食後の高血糖状態を幾度となく続けているうちに、血糖値を下げる働きをするインスリンを分泌しているすい臓を疲弊させてしまいます。すい臓が疲弊してしまうと、インスリンを十分に分泌できなくなってしまい、血糖値を下げることができなくなり、糖尿病になってしまいます。

つまり、日本人の多くは「食後の高血糖→すい臓の疲弊→空腹時血糖値・HbA1c が上昇→糖尿病と診断される」の順番で糖尿病を発症します。日本人のすい臓は、欧米人に比べるとインスリンを分泌する能力が低いです。そのため、食後の高血糖に対応しようとして、すい臓がフル稼働した結果、インスリンを分泌する能力が枯れ果ててしまうのです。

人体を自動車に例えると、日本人のすい臓は軽自動車並みのエンジンで、欧米人のすい臓はダンプカーのようなものです。欧米人は、すい臓というエンジンが強いため、たくさんの糖分を摂取しても、インスリンをどんどん出すことができ、血糖値を低く保つことができます。しかし、インスリンの作用によって血液中の糖分が細胞内に脂肪として蓄えられるため、肥満になっていきます。肥満になってしまうと、同じ量のインスリンが分泌されても、だんだんインスリンの効きが悪くなっていきます。その結果、欧米人は、糖尿病を発症します。

一方で日本人は、もともと軽自動車並みのエンジンしか持っていません。そのため、たくさんの糖分を摂取してしまうと、早い時期にすい臓というエンジンが壊れてしまい、インスリンが出なくなってしまいます。そのため肥満になる前に、インスリンの分泌が不足してしまうことが原因で糖尿病になります。日本人の糖尿病患者の多くが肥満ではありません。すい臓のインスリンを分泌する能力が疲弊することが原因で発症します。

一度すい臓というエンジンが壊れてしまうと治ることはありません。このことが糖尿病を一度発症すると治らない理由です。すなわち、すい臓というエンジンが過労で壊れてしまう前に、サラシアを飲んで食後の高血糖を改善すれば、すい臓を壊すことなく、糖尿病の発症を予防することができます。糖尿病を発症する前に予防することが最善策です。

サラシアは食後の血糖値を下げる科学的根拠がある

糖尿病の発症の第一ステップである食後の高血糖を改善してくれるのがサラシアです。サラシアを摂取することで、本当に食後の血糖値の上昇を抑えることができるのか、検証した臨床試験があります。健常人14人に、サラシアに含まれるサラシノールという成分またはプラセボを摂取した後に、50gのショ糖を摂取してもらい、その後の血糖値の変化を測定しました。

グラフ

グラフを見てもらうとわかりますが、食後30分後の血糖値が下がっていることがわかります。ここで大切なのは、グラフについている*マークです。あまり見たことのないマークかと思います。しかし、科学の世界ではグラフなどを見る際に、このマークが非常に大切な意味を持ちます。

このマークは「2つの数値の間に有意差がある」ことを意味しています。有意差とは、統計学的に2つの数値の間に差があることを証明しています。つまり、このマークがあることで、サラシアに含まれるサラシノールを摂取すると食後30分後での血糖値の上昇を抑えることができたと証明されたことになります。

このようにサラシアを摂取することで、食後30分後の血糖値の上昇を緩やかにすることができます。血糖値の上昇を緩やかにすることで、すい臓は無理にインスリンを分泌しなくても血糖値を低く抑えることができるので、負担が減ります。その結果、すい臓の疲弊を予防することができ、糖尿病の発症を防ぐことができるのです。

それではなぜ、サラシアを飲むことで、食後の血糖値を下げることができたのでしょうか?その作用機序について、説明します。

サラシアが食後の血糖値を下げることができる理由

はじめに、私たちの体が通常、どのようにして血液の中に糖質を吸収しているのかを見てみましょう。

糖質はご飯やイモ類などに含まれるデンプンなどの多糖類、砂糖などの二糖類、ブドウ糖や果糖の単糖類に分類されます。甘く感じないご飯の中にも、ブドウ糖が数珠のように連なったデンプンという多糖類が含まれています。小学校の頃、理科の実験でじゃがいもの中のデンプンが紫色になるのを見た方も多いのではないでしょうか。二糖類はブドウ糖や果糖が2つ連なったものです。

デンプンなどの多糖類、砂糖などの二糖類を摂取すると、口や胃などの消化器の中で、消化酵素によってバラバラにされていきます。最終的には単糖類にまで分解されます。ブドウ糖や果糖といった単糖類まで分解されて初めて、小腸で血液の中に吸収することができます。なぜならば、単糖類の大きさにまでバラバラにならないと、大きすぎて血液の中に取り込むことができないからです。

サラシアに含まれている成分のサラシノールには、ブドウ糖が2つ連なった状態の二糖類を単糖類にバラバラにする消化酵素の働きを邪魔する作用があります。その結果、摂取した糖質が小腸で血中に吸収されるのを最後の段階でブロックすることができます。

サラシアと同じ作用を持つ成分が臨床で使われている

サラシアに含まれるサラシノールが、食後の血糖値の上昇を抑えてくれる仕組みについては、わかっていただけたと思います。実際に、サラシアと同じような作用をする成分が、臨床の場で糖尿病の発症予防に使われています。

ボグリボースという薬です。この薬はαグルコシダーゼ阻害剤と呼ばれています。αグルコシダーゼとは二糖類を単糖類にバラバラにする酵素です。つまりボグリボースは、サラシアと同様に、消化酵素の働きを邪魔して、摂取した糖質が単糖類になって吸収されることを抑えてくれます。

ボグリボースは厚生労働省により、糖尿病の発症予防の効能が認められている薬です。このように、糖尿病の発症予防のために病院で使われている薬とサラシノールは同様の作用を示す成分です。糖尿病になってから病院に行き、糖尿病の薬を処方してもらってからでは手遅れになってしまいます。なぜなら糖尿病は一度発症すると治らない病気だからです。ぜひ、糖尿病になる前に、サラシアを飲んで糖尿病の発症を予防してください。

サラシアを飲んではいけない人

以上のように、糖尿病を発症していない予備軍の方にサラシアが非常に有効であることがわかっていただけたと思います。しかし、サラシアを使ってはいけない人がいるので注意してください。

飲んではいけない人①:糖尿病の薬を飲んでいる人

すでに糖尿病と診断され、糖尿病の薬を飲んでいる人は、自分で判断してサラシアを飲まないようにしてください。上述したように、サラシアには血糖値の上昇を抑える作用があります。この作用と糖尿病の薬の血糖値を下げる作用が相互作用を起こしてしまい、血糖値が下がりすぎる低血糖という副作用を発症してしまう恐れがあります。そのため、糖尿病の治療をして薬を服用している方は、サラシアを飲んでも良いのかどうか、担当医に相談して確認してください。

飲んではいけない人②:腹部の手術・腸閉塞になったことがある人

サラシアのように、二糖類の消化を阻害する作用があると、二糖類が腸内に増えます。この二糖類を腸内細菌がエサとして食べるとガスを発生してしまうことがあります。

通常の方は、服用しているうちに徐々に慣れて症状がなくなることが多いです。しかし、腹部の手術、腸閉塞を起こしたことがある方は、このガスにより手術部位に影響を与えたり、腸閉塞を起こしたりする危険性があります。そのためサラシアは飲まないようにして下さい。

まとめ

今回はサラシアが、どのような人に向いているのか?また、どのような人は飲んではいけないのか?について説明しました。

まだ糖尿病発症していないが、血糖値が上がり始めた糖尿病予備軍の方に、私がサラシアをおすすめします。なぜならば、食後の血糖値の上昇を穏やかにする科学的データも発表されているからです。

糖尿病は一度発症すると治らない病気です。薬局で働いていると、もう少し早く対応していれば糖尿病を発症しなくてもすんだ方にもたくさん出会います。そして糖尿病発症してしまい、治療に苦労している方にもたくさん出会いました。

健康診断の空腹時血糖値、HbA1c の数値が上がり始めたということは、何もせずに放っておけば糖尿病を発症します。そして、空腹時血糖値、HbA1c が上がっているということは、すでに食後の血糖値が高いケースがほとんどです。しかし糖尿病の基準値を超えるまでは糖尿病の診断はおりません。糖尿病と診断されて薬を出されてからでは、すでに遅いのです。

血糖値が高くなり始めたのに、何も手を打たず発症するまで待つ必要はありません。実際に臨床で使われている糖尿病の予防薬と同様の作用を示す成分が入手できるのですから、サラシアを飲み始めて、糖尿病の発症予防をして下さい。

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